メディック・ファーストエイド(MFA)講習

あおぞら保育園
トレーニングルーム

2019年に保育園や幼稚園、認定子ども園など、全国の教育・保育施設で発生した事故は1,744件。現在の集計方法に変わった2015年以降、最多件数となったことが内閣府より発表されました。

内閣府のガイドラインでは、保育士が安全に関する様々な研修に積極的に参加して、保育士の資質の向上に努めることも事故を予防する重要な対策として挙げられています。

子どもの大切な命を預かる保育士にとって、安全な環境を整えることは最も重要な仕事です。それと同様に実際に起こってしまった時に対応できる講習を定期的に受講するなどして、常に備え、スキルを磨くことが「プロの保育士」として大事なことです。

乳児や幼児の緊急時に、心肺蘇生法とAEDを用いた一次救命処置(救急隊や医師に引き継ぐまでの手当)を適切に行えるかどうかで、その子のその後の暮らしに大きな影響が出ます。またそこまでのことはなくても、普段の事故やけがに適切に対応することは保育士の大事な日常保育のひとつです。

あおぞら保育園トレーニングルームは、現役園長がインストラクターで、誰にでもわかりやすく、手厚く、優しく、トレーニングを進めていきます。

受講希望の方はお気軽にお電話 080-1718-9735(担当:島・時間指定なし)でご連絡ください。

→メディック・ファーストエイド(MFA)講習について詳しくはMFA JAPANのホームページへ

※メディック・ファーストエイド(MFA)の名称と関連ロゴマークは MEDIC First Aid International, Inc. の登録商標です。

  • トレーニング風景
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チャイルドケアプラス™コース概要

講習対象者
  • 保育関係者(園長、保育士、保育園に勤務する看護師・養護教諭、チャイルドマインダー、事務員、他)
  • 教職員(幼稚園教諭、小学校教諭、養護教諭、塾講師、他)
  • ベビーシッター
  • 介護施設の職員
  • 組織内の救急要員
  • 一般市民、保護者等
講習の構成
  • 当園でのインストラクター1名当りの最大受講者数:3名
  • 受講者それぞれに大人、幼児、乳児3体のマネキンで、ゆっくりたっぷり実習できます
  • 1クラスの最大受講者数:3名
  • AED訓練器1台に対して受講者数:3名
インストラクターが使用する教材
  • チャイルドケアプラス™・プログラムの講習用視聴覚教材、DVD
  • チャイルドケアプラス™・プログラムのインストラクターガイド
受講者使用教材
  • 受講生ガイド
  • ポケットスキルガイド
  • 救急計画表
  • 実習用品(人工呼吸用バリア、保護用手袋など)
受講料 基本マンツーマン・・・20,000円(税込22,000円)
●友人と一緒に受講される場合はお一人につき3,000円割引きします。→ 17,000円(税込18,700円)/1人
修了カード 修了カード
評価方法 受講者が妥当なレベルでスキルを実行できるようになったかをインストラクターがコースを通して観察します。実技テストや筆記試験という方法による評価方法も可能です。職業によって必要な方はお申し出ください。
※修了証書を発行することも可能です。(別途・税込2,200円)
所要時間 7~8時間(参加者の経験や人数、オプションのトピック提示等によって異なります)

コースで提供される講習内容

救助に備えて
小児応急手当てプロバイダー
小児応急手当て
小児応急手当てプロバイダー
緊急事態に気づく
ケガのメカニズム(受傷機転)
かかわる人の安全
助けようと決める
自分を守る
血液感染性の病気
スタンダードプリコーション(標準的な予防策)
自分を守る予防具
法的な側面
同意、同意の示唆、遺棄しない
良き隣人法
救援を呼ぶ
救急医療サービス(EMS)
中毒110番
救急計画
健康上の特別なニーズを抱えた子ども達
ケガの報告
緊急移動
CPR&AED
心停止
酸素と人間の体
二次的な心停止
心肺蘇生法(CPR)
子どもの蘇生(救命)の連鎖
突然の心停止:CPR、早期除細動
成人の蘇生(救命)の連鎖
胸部圧迫
小児と乳児
成人
レスキュー呼吸
気道を確保する
バリア(保護具)を使う
息を吹き込む
小児と乳児
成人
自動体外式除細動器
AEDの操作
成人、小児と乳児
AEDのトラブル解決と注意事項
初期の評価 - 意識なし
回復体位(リカバリーポジション)
心停止の手当て
小児と乳児
成人
圧迫のみのCPR
溺水
評価
初期の評価 - 意識あり
突然のケガ
出血のコントロール
止血帯[ターニケット](オプション)
内出血
ショック
頭、首、または背中のケガ
脊椎のケガ
脳のケガ
脳震とう
四肢の腫れ、痛み、変形
ヤケド
熱によるヤケド
電気によるヤケド
化学物質によるヤケド
目に入った化学物質
個々のケガ
切断
軽度のケガ
鼻血
口のケガ
目に入った異物
突然の病気(急病)
突発的な病気の警告兆候
意識レベルの変化(意識障害)
低血糖
けいれん発作
失神
呼吸困難、息切れ
喘息(ぜんそく)と吸入器
激しいアレルギー反応
エピペン自己注射器を使う(オプション)
中毒
飲み込みによる中毒
吸い込みによる中毒
一般的な病気
環境性の緊急時
暑熱障害(熱中症)
激しい活動による脱水
熱疲労
熱射病
寒冷障害
低体温症
凍傷
刺し傷と噛み傷
  • 刺す虫
  • クモの噛み傷
  • 動物と人間による噛み傷
その他の考察事項
  • 精神面の考察事項

通常は「あおぞら保育園」内で日曜・祝日に開催しています。
ご希望の場所や日程でのコース開催をお考えの方は、ご相談ください。
ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

受講生の感想

受講生からの感想を一部ご紹介します!

この様な機会を積極的に与えて下さる当園には、
先進的で尊敬できるなと思っています。

普段の生活で起こりうるケガや病気について学べた事が、これからの生活や仕事において、大いに役立てると思います。
CPRについては、定期的に学んでおかなければ、受講後は覚えていても、時間が経過すると、うる覚えになってしまうので、次回の再構を希望します。一人ではなかなか体力がついていかなくても、複数人で受講しておくと、安心感があり、心強いと感じています。
この様な機会を積極的に与えて下さる当園には、先進的で、尊敬できるなと思っています。

(看護師 福岡)

救命活動ができる自信がつきました。

受講する前は人が倒れていたとしてもただ見てるだけでなにも出来なかったと思います。しかし受講をした後では見ているだけではなく心臓マッサージやAEDでの心配停止状態の救命活動が出来る自信がつきました。
今日はおいそがしい中受講していただきましてありがとうございました。

(油圧メンテナンス工事人 北九州市)

学んだ知識を活かせられるように
できたらいいなと感じました。

今日は教えて頂きありがとうございました。過去に救助を必要とする人と何度か遭遇する事がありましたがうまく対応できなかったなと反省していました。
今回、受講することで知らなかった救助方法や道具などを知ることができて、これからこの学んだ知識を生かせられるようにできたらいいなと感じました。
又、沢山の人に、このMFAの講習を知ってもらいたいな..とも思いました。
今日は本当にありがとうございました。

(保育士 福岡)

2年毎に講習を受けて知識や技術を
再確認することの大切さを痛感しました。

再受講でしたが、2年経つとはっきりと覚えていないこともあり、講習始めのテストに苦戦しました。2年毎に講習を受けて知識や技術を再確認することの大切さを痛感しました。普段の保育の中で必要になりそうなこと(チョーキングや出血の手当て)も学べ安心して仕事ができます。
定期的に確認していかないと、いざという時に実践することができないと思うので、園内の緊急時対応訓練を活用し、職員全員が再確認できるような計画を立て訓練していきたいと改めて思いました。
「10分間のCPR」の講習は、特に自分にとって実のある講習になりました。「1人ででも誰かを救助する」という気持ちが講習により自信につながり、今後、公私ともに緊急時には積極的に動くことができそうです。
日常に起こりそうなことに素早く対応できるようになるカリキュラムでとても勉強になりました。

(保育士 福岡)

「我が身を守れ」とありがたい言葉を頂き、
本日 一番うれしい言葉でした。

受講させていただきましてありがとうございました。
わかりやすく、親しみやすい説明で受講して良かったと思います。楽しく学ぶことができたと感じています。
私は保育士であり、仕事の面でも役立つ小児MFAだと確信しており、また次回も続けて受講したいと考えるようになりました。
「我が身を守れ」とありがたい言葉を頂き、本日、一番うれしい言葉でした。

(保育士 佐賀)

専門に考えられた方法を学ぶことで、
より正確に、ちゅうちょなく対処できそうです。

映像だけではなく、実際に使ってできて理解が深まりました。
自分が意識していなかった点も今回の講習を通して得ることができたのでよかったです。
安全に関わる部分なので、周りのボランティアやスタッフに広めていきたいと思いました。
自己流でやっていた所から、専門に考えられた方法を学ぶことで、より正確に、ちゅうちょなく対処できそうです。

(フリースクールスタッフ 大分)

我々スタッフも安心して運営できる
学童の施設を作っていきたいと思います。

今日1日で多くの事を学ばせてもらいました。これから取り組む学童と保育は、小学生が中心となってくるので、イレギュラーな事が多く起こることが予測されます。その中でもアクシデントの部分の対処をしっかり知っておくことで、対応力も上がるし、対顧客に対しても安心感を与えることもでき、信頼向上の第一歩になると考えられます。
何かが起きたときの初期動作?を行えるようになったと思いましたので、しっかり準備して不測の事態に備え、我々スタッフも安心して運営できる学童の施設を作っていきたいと思います。
本日は長時間有難うございました。
またアドバイスを頂けたらと思います。

(塾講師 福岡)

事故や怪我に素早く対応できるように
講習をいかしていきたいと思います

市の研修と違い実際事故、怪我の起こった状況を映像で見ることで、リアルな現場を想定することができました。
ひとつひとつの状況について丁寧な説明と実技を行うことで長時間の講習もあっという間に終わりました。
CPRのマネキンやAEDを実際行うことによりきちんと救助ができているか実際にわかり、CPRは特にリズムや場所(胸の位置)を確認することができました。
事故がないように配慮することが一番ですが、いつどこで起こるかわからない事故や怪我に素早く対応できるように講習をいかしていきたいと思います。

(保育士 福岡)

訓練を受ける人が多くなれば、
AEDが普及している意味があると思えました。

受講する機会を与えて頂き、ありがとうございました。
AEDを設置している場所が増え、気にはなっていましたが「実際どうするのだろう〜」「自分がその場に居合わせた時どうしたら」と不安でした。今回使ってみて、少し使ってみようか、助けることが出来たらと前向きに考えることが出来ました。
実際1人では不安だと思いますが、少しでも力になれたら良いと思います。このような訓練を受ける人が多くなれば、AEDが普及している意味があると思えました。
のどの詰まりもこれから出会うことがあるかもしれないので、役に立てたいです。

(保育士 福岡)